2010年1月31日日曜日

大般涅槃経と瞑想による「涅槃」の意味

2月15日涅槃会に際して大般涅槃経を何度も読み返し瞑想するなかで次のような考えに到りました。大般涅槃経では「お釈迦様は涅槃のお姿をお示しになることで我々衆生に「他者の為に尽くすという利他心つまり仏性を開発すれば生死は越えられる。仏性は不生不滅、常楽我浄であるから。」とかいてあります。この意味で、全ての死者も利他行に励むかぎり仏性にたちかえっているのだから本当は死んでないといえます。そして過去の無数の非業の死者は他者の業を代って受けてくれた代受苦の菩薩であり、すべての生者も死者も仏性という原点に立てば一心同体であるといえます。

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