2007年11月16日金曜日

質問4、護摩にはどういう種類の木を使うのですか?

答、護摩行の木には段木と乳木があります(信者の人が祈願を書くのは添護摩木といい別のものです)。段木というのは各段ごとに護摩炉上に縦とか横に並べるもので一座に三十六本必要です。親指大の太さで30cm位の長さがひとつの目安です。乳木というのはお不動様の本尊段で一度に三本ずつ36回続けて投じるもの等で小指の太さで段木よりすこし短いものです。息災を祈るときは桑、柏、椎、栗など甘みのある木にします。吉日の午前中にとりすぐに寸法どおりに切ります。これら段木の1本1本は例えばそれぞれ根本無明、貪、瞋、痴、慢、疑、身見、辺見、邪見、見取、戒禁取という煩悩を表します。乳木は根本煩悩、枝末煩悩を表します。
 これら煩悩の木を燃やして火という智慧を生じさせることになります。煩悩という木がなければ火という智慧はおきません。煩悩即菩提とはこのことなのです。

護摩堂での質問

質問4、護摩にはどういう種類の木を使うのですか?

答、護摩行の木には段木と乳木があります(信者の人が祈願を書くのは添護摩木といい別のものです)。段木というのは各段ごとに護摩炉上に縦とか横に並べるもので一座に三十六本必要です。親指大の太さで30cm位の長さがひとつの目安です。乳木というのはお不動様の本尊段で一度に三本ずつ36回続けて投じるもの等で小指の太さで段木よりすこし短いものです。息災を祈るときは桑、柏、椎、栗など甘みのある木にします。吉日の午前中にとりすぐに寸法どおりに切ります。これら段木の1本1本は例えばそれぞれ根本無明、貪、瞋、痴、慢、疑、身見、辺見、邪見、見取、戒禁取という煩悩を表します。乳木は根本煩悩、枝末煩悩を表します。

 これら煩悩の木を燃やして火という智慧を生じさせることになります。煩悩という木がなければ火という智慧はおきません。煩悩即菩提とはこのことなのです