2008年11月21日金曜日

不二ということ

西新井大師で大師招来の現図曼荼羅の平成版原寸大の巨大複製が15年かけて完成したというのでその製作者の中村師のはなしを聞きました。師によると胎蔵曼荼羅の裏は金剛曼荼羅の表であり金剛曼荼羅の裏は胎蔵曼荼羅の表であるということです。すなわち金胎不二ということです。

よくよくかんがえると生と死もこのような構造になっているのではないでしょうか。生のうらは死の表。死の裏は生の表すなわち生死不二というように。

また煩悩と覚りも同じように悟りの裏は煩悩の表、煩悩の裏は悟りの表ともいえるのではないか即ち煩悩即菩提というように、と思い至りました。

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