2008年2月22日金曜日

恨みによる鬱への対処は慈悲心

あるひとが親戚縁者に対する深い恨みに絡みとられ、鬱病となり自縄自縛におちいってそこから抜け出せずにもがいていました。 そこで私は以下のように話しました。



「 心の病の人は他者に対する慈悲心でこころを一杯にすれば治る。とお大師様がおっしゃっています。 「四魔現前すれば、すなわち大慈三昧にいり、四魔等を恐怖し降伏す」(吽字義)

(蘊魔(肉体を持っているために迷う魔)、

煩悩魔(愚かさのために迷う魔)

死魔(死を恐れ、死を願う魔)

天子魔(善事をねたみ害そうと外からくる魔)

に魅入られたときはおおいなる慈しみの心をおこすと魔を心底恐れさせて降参させてしまう。つまり心> がおかしくなりかけたときは他者に対する慈しみの心で一杯にすれば魔は逃げていくといわれています。我々現代人は人をさばきすぎるのでおかしくなるのです。あらゆる人の幸せを願えつずけることができればばかならず治ります。」

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