昨日よんだ本の記述でこれだというものがありましたので記録しておきます。
1つめは大法輪5月号の立松和平「良寛」に良寛が「日々の修行の本質とは自分を保ち、他をも保つことだ。なぜかというと自分の日々の修行はそのまま全天地と全宇宙を覆うものであって皆がその功徳をこうむるからなのである。」というものです。こうしている今も各地で千日回峰行、八千枚護摩、座禅、滝行、求聞持、遍路、絶食等人に知られず行に励んでいる行者もおおいのです。こういうひとは孤独なのではなくまさにその行が全宇宙を覆っていたのです。
2つ目は大乗起信論の解説をしている渡辺照宏師の「真如」という論文でここに心真如を解説して「万物は本来からいえばそのまま絶対界であって概念や言語によって把握することもできないし変化することもない・・・」というくだりです。ここをよんでいて改めて先週井の頭線で沿線に咲いていた皐月のピンクの花々と周りの木々の新芽の緑をみてまさにこれは曼荼羅だと思ったことを思い出します。
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