2008年5月5日月曜日
四国遍路でお大師様に会った
4月末から四国を逆打ちしました。5月4日朝7時前雲辺寺手前で突然墨染めの衣を着て赤い錫杖、菅笠の方に出会いました。「ようおまいり」といってくださってすれ違いました。絵に描いたお大師様のとおりのお姿で「うるう年に逆打ちするとお大師様にお会いできるというのはこのことかと鳥肌が立ちました。そのあと雲辺寺の下で軽四輪がよってきました。乗り込むと三角寺の麓まで接待してくれました。運転していた中年の農家の人は「われわれはお遍路さんをみるとお大師様と思っているのでこうしてお接待させていただくのが嬉しいので遠慮されなくていいですよ」といってくれました。三角寺では本堂、大師堂といつものごとく縁に座して理趣経を上げていると縁の下に僧侶の一行がきて私をおがむようにうしろから般若心経をあげます。あまりのもったいなさに涙をながしておりてくるとそこにはなんと高野山の加行以来指導いただいている浅井僧正がいたのです。連休で俗人のかたを数十名バスでおまいりにつれてきていたのでした。車のお接待がなければ浅井僧正にもお会いできなかったところでした。そのあと庫裏の縁で昼食をとっていると隣に座った美人の女遍路がバナナをくれました。お大師様にお会いしたはなしをすると「それはお大師様に違いありません」といって泣き出しました。なんという信仰深いひとなのかと子供の結婚相手にどうかと勝手に思い定めてて納札を交わしました。あとで母に報告するとなんとここ三角寺の先住は父と仲のよい修行仲間だったということでした。さらに三角寺のご本尊は生家の寺のご本尊と同じ十一面観音様だったのです。あまりの有難い出来事の連続にお大師様に本当に守っていただいているという今まで感じたことのない大きな安心感を得ました。神戸の息子の引越し手伝いにいっている妻に報告すると妻のほうも亡失した衣文架のくぎが引越しのトラックの荷台から奇跡的に出て来て組み立て可能になったということでした。ありがたいことがつずきました。
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